Workspace Studioにwebhooksと外部連携が追加:できること・対応アプリ・時期
✔ 事実確認済み(2026-09-25):記事中の事実 26 件を出典の本文と照合しています。
Googleは2026年9月、業務自動化ツール「Workspace Studio」に、外部サービスと連携できる新機能を追加すると発表しました。カスタムスターター・カスタムステップ・サードパーティ連携(ベータ)・webhooksの4つです。Google Workspaceで定型業務を自動化したい方、SlackやSalesforceなど他社ツールとの連携を検討している方に向けた記事です。何ができるようになるのか、対応アプリや提供時期を公式情報から整理します。
Workspace Studioとは
Workspace Studioは、Geminiを使って、業務を自動化できるツールです。Gmail・Sheets・Driveなどのサービスや、他の一般的なアプリの間で、ルーティン業務(決まった手順の定型作業)を自動化できます。公式ヘルプでは、次のような使用例が紹介されています。
- メールの添付ファイルを、自動でGoogle Driveに保存する
- Googleフォームが送信されたら、Google Chatに通知する
- メールの内容を分析し、AIが要約を作る
フローの作り方は3通りです。Geminiに指示して自動生成する方法、あらかじめ用意されたテンプレートを使う方法、ステップと条件を自分で選んで組み立てる方法があります。
対象プランは、Business(Starter・Standard・Plus)です。ほかに、Enterprise(Standard・Plus)、Education(Fundamentals・Standard・Plus)も対象です。Education向けアドオン(AI Pro for Education、Teaching and Learning)の利用者も対象です。個人アカウントでは、Google Workspace Experimentsの利用者が対象です(2026年9月確認時点)。
今回追加された4つの新機能
公式ブログによると、今回のアップデートで追加されたのは、次の4つです。
| 機能 | できること |
|---|---|
| カスタムスターター | 他のアプリで起きたイベントをきっかけに、フローを実行するカスタムのリアルタイムトリガーを作り、公開する |
| カスタムステップ | Google Apps Scriptを使って、独自のロジックを組み込み、業務に合わせてフローを作り込む |
| サードパーティ連携(ベータ) | Workspace以外のアプリとの間で、データをやり取りする |
| webhooks | 外部のエンドポイントにHTTPリクエストを送り、そちら側でアクションを起こす |
webhooksについては、対応するエディションで、管理者が許可するURLの一覧(許可リスト)を設定できるとされています。ただし、この許可リスト機能を使えるエディションの範囲は限定されます。通常のWorkspace Studio対象プランより狭いと案内されています。詳しい対象範囲は、公式サイトで確認してください。
対応する外部アプリ(サードパーティ連携)
ベータ版のサードパーティ連携では、次の8つのアプリとの統合が案内されています。
- Asana
- Confluence
- HubSpot
- Jira
- Mailchimp
- QuickBooks
- Salesforce
- Slack
プロジェクト管理(Asana・Jira・Confluence)、営業・顧客管理(HubSpot・Salesforce)が含まれます。経理(QuickBooks)、社内連絡(Slack)、メール配信(Mailchimp)も対象です。業務の幅広い場面をカバーする構成といえます。業務自動化でよく使われるツールが並んでいる点は、Claude for Small Businessの連携拡張とも共通する傾向です。
提供時期とロールアウトスケジュール
公式ブログによる提供スケジュールは、次のとおりです。
| 対象 | 開始日 | 完了までの目安 |
|---|---|---|
| 管理コンソールの設定 | 2026年9月17日 | 1〜3日 |
| 迅速リリース(Rapid Release)のエンドユーザー向け機能 | 2026年9月21日 | 1〜3日 |
| スケジュールリリース(Scheduled Release)のエンドユーザー向け機能 | 2026年9月30日 | 最大15日 |
管理者は、Google Workspace Marketplaceの許可リストを使って、利用できる連携先や、公開済みのカスタムステップを制限できます。公式ヘルプは、「アクセスできるサービスのステップは許可し、悪用のおそれがある場合だけブロックする」という考え方を勧めています。
利用時の制限・注意点
公式ヘルプによると、Workspace Studioのフローには、次の上限があります。
- 1つのフローに組み込めるステップ数は、最大20個
- 1人のユーザーが作れるフローは、最大25個
- フローの実行回数には、1日あたりの上限があり、超えると、すべてのフローが翌日まで一時停止する
業務でたくさんのフローを動かす予定がある場合は、この上限も踏まえて設計してください。
よくある質問
Q. サードパーティ連携は、すぐに本番の業務で使えますか。 A. 公式ブログでは、この機能は「ベータ版」として案内されています。本番の重要な業務に組み込む前に、テスト環境で動作を確認することをおすすめします。
Q. webhooksの許可リストは、すべてのプランで使えますか。 A. 公式ブログによると、通常のWorkspace Studio対象プランより、対象エディションが限定されます。自社のプランが対象かどうかは、公式サイトで確認してください。
Q. カスタムステップを作るのに、プログラミングの知識は必要ですか。 A. カスタムステップはGoogle Apps Scriptを使って作ります。Apps Scriptはコードを書く仕組みのため、ある程度のプログラミングの知識があると、活用しやすくなります。
まとめ
- Googleは2026年9月、Workspace Studioに、カスタムスターター・カスタムステップ・サードパーティ連携(ベータ)・webhooksの4機能を追加すると発表しました。
- サードパーティ連携は、Asana・Confluence・HubSpot・Jira・Mailchimp・QuickBooks・Salesforce・Slackの8アプリが対象です。
- 提供は2026年9月17日の管理コンソール設定から始まり、エンドユーザー向け機能は9月21日(迅速リリース)・9月30日(スケジュールリリース)以降、順次広がります。
自社のプランが対象か、どの連携先が使えるかは、Google Workspace管理コンソールと公式サイトで確認してください。そのうえで、まずはテスト用のフローから試すと、上限や動作を安全に把握できます。Workspace Studioはその後も機能追加が続いており、入れ子の条件分岐・Docs検索などの追加機能もあわせてご覧ください。