Google ClassroomでGuided Learningを課題に追加:できること・対象・管理者設定
✔ 事実確認済み(2026-11-05):記事中の事実 15 件を出典の本文と照合しています。
Googleは2026年11月4日、Google Classroomの課題にGeminiの「Guided Learning」を追加できる機能の提供開始を発表しました。この記事は、学校や教育機関でGoogle Workspace for Educationを担当している方、授業でClassroomを使っている先生に向けた解説です。機能の中身、対象エディション、提供時期、使う前に必要な設定を、公式情報にもとづいて整理します。
Guided Learningを課題に追加できるとは
結論から言うと、先生がClassroomの課題にGuided Learningを付けられるようになりました。公式ブログは、この新しい連携を「あらゆる課題にGuided Learningを追加できる」ものとして紹介しています。
Guided Learning(ガイド付き学習)は、Geminiアプリの中にあるモードです。公式ブログによると、段階を追った案内によって、生徒の理解を深めるためのものです。答えをそのまま渡すのではなく、考えを進めるための手がかりを出す設計だと説明されています。
Classroomのヘルプでは、生徒が教師から割り当てられたGemやGemini Notebookを使えると書かれています。Guided Learningの作成・取り組み方は、ヘルプ内の別の記事で案内されています。
本記事の内容は2026年11月5日時点の公式情報にもとづきます。機能や提供状況は変わることがあるため、最新の状況はGoogleの公式ページで確認してください。
先生と生徒にできること
公式ブログに書かれている、先生側と生徒側の動きを整理します。
| 立場 | できること |
|---|---|
| 先生 | 課題の文脈として、Classroom内の特定の資料を選べる |
| 先生 | クラス全体と生徒個人のレベルで、AIが作った要約(インサイト)を見られる |
| 先生 | 生徒ごとのチャットの記録を見られる |
| 生徒 | 課題を開くと、Guided Learningのモードで学習を進める |
先生が資料を選べるため、授業で扱っている内容に沿った学習にできる、と公式ブログは説明しています。
生徒側の画面にも、特徴があります。公式ブログによると、Classroomから課題を開いたときは、Geminiの横のナビゲーションが隠れます。そのタブでは新しいチャットが使えなくなり、生徒はGuided Learningのモードにとどまります。
ChromebookとClass Toolsの場合
公式ブログは、ChromeOSとClass Toolsの組み合わせにも触れています。Guided Learningを直接起動する、制限のかかった使い方ができるそうです。生徒は1つのタブにとどまり、先生は生徒の画面を遠隔で見て、進み具合を確認できます。
公式ブログが挙げる使い方の例
公式ブログは、次のような場面を例に挙げています。
- 生徒がつまずいたときの、理数系の問題解決の手助け
- 自由度の高い探究や、考えの発展を促す課題
- グループ討論の前の、プロジェクト案のブレインストーミング
- 宿題や自宅学習で、必要なときに受けられる支援
これらは公式が示した「使い方の例」です。学習効果を保証するものではありません。
対象エディションと提供時期
公式ブログによると、対象は次の3つのエディションです。
- Education Fundamentals
- Education Standard
- Education Plus
提供は全世界で、Geminiが対応するすべての言語で順次進んでいます。
提供時期は、リリースの設定によって異なります。公式ブログによると、Rapid ReleaseとScheduled Releaseのドメインでは、2026年11月3日に段階的な提供が始まりました。提供の完了までは、機能が見えるようになるまでに15日を超える期間がかかる見込みです。ブログの投稿日は11月4日です。
自分のドメインにいつ届くかは、管理者のリリース設定によって変わります。表示されない場合は、すぐに不具合と決めつけず、まず提供時期を確認してください。
使う前に確認したい設定
この機能は、管理者の設定に左右されます。公式ブログには、次の条件が書かれています。
- 先生と生徒が、Geminiを「オン」にしたグループまたは組織部門(OU)に入っていること
- 管理者がそのユーザーにGeminiを有効にしていること
Guided Learningは、管理者がGeminiを有効にした場合にだけ使えます。
Classroomのヘルプには、生徒がGeminiを使うための条件も書かれています。生徒には、Workspace for Educationのライセンスが必要です。さらに、ClassroomでのGeminiへのアクセスが有効で、管理者がGemini NotebookまたはGeminiアプリをオンにしている必要があります。ヘルプは、先生が生徒用のGeminiタブを見られても、生徒には一部のツールしか表示されない場合があると説明しています。その場合は管理者に問い合わせるよう案内しています。
個人のGoogleアカウントについては、関連するヘルプに注意書きがあります。NotebookやGemsをClassroomで作成・割り当てる機能は、個人アカウントの先生と生徒は使えないとされています。Guided Learning自体が同じ扱いかどうかは、今回の発表では明記されていません。学校のアカウントで使う前提で確認するのが安全です。
注意したい点
- AIの回答は間違うことがあります。 Classroomのヘルプは、Geminiが間違うことがあるため、回答の正確さを確認するよう注意しています。
- 先生はチャットの記録を見られます。 生徒側にも、先生が記録を確認できることを伝えておくと安心です。
- 関連機能は変更が予定されています。 関連するヘルプには、Gemsが2027年6月1日以降にGoogle Workspace for Educationの利用者向けに提供されなくなる、という予告があります。Guided Learningについての予告ではありません。
よくある質問
Q. Guided Learningとは何ですか。 A. Geminiアプリの学習モードです。公式ブログは、生徒が理解を深められるよう、段階的な案内を行うものと説明しています。
Q. 先生は生徒のやりとりを見られますか。 A. 公式ブログによると、生徒個人のチャットの記録を見られます。クラスと個人のレベルでの要約も確認できます。
Q. 自分の学校ではまだ使えません。 A. 提供は段階的です。Rapid ReleaseとScheduled Releaseのドメインでは、2026年11月3日に提供が始まり、機能が見えるまで15日を超える場合があります。また、Geminiが有効になっているかも確認してください。
Q. 料金は変わりますか。 A. 今回の公式ブログでは、新しい料金は示されていません。対象エディションの条件は、上の表のとおりです。
まとめ
- Classroomの課題に、GeminiのGuided Learningを追加できるようになりました。
- 先生は資料を選び、要約やチャットの記録を確認できます。
- 対象はEducation Fundamentals・Standard・Plusで、提供は2026年11月3日から段階的に進んでいます。
- 使うには、GeminiがオンのグループまたはOUに入り、管理者がGeminiを有効にしている必要があります。
まず、管理者の方は自分のドメインのGemini設定とリリースの種類を確認してください。先生の方は、公式ブログとClassroomのヘルプで最新の手順を見てから、試す課題を1つ選んでみてください。同じGoogle Workspaceの新機能を知りたい方は、Google Vidsのカスタムアバターの記事もあわせてどうぞ。