Googleスライドで、Geminiがプレゼン全体を一括編集できるように
✔ 事実確認済み(2026-11-01):記事中の事実 23 件を出典の本文と照合しています。
Googleは2026年10月30日付の公式ブログで、Googleスライドの中のGeminiが、複数のスライドやプレゼン全体を1回の指示でまとめて編集できるようになったと案内しました。この記事は、Googleスライドで資料を作っている方と、Google Workspaceの管理を担当している方に向けた内容です。できること、対象のプラン、提供の条件、利用上限の予定を、公式情報から整理します。
今回の変更の概要
結論として、スライドを1枚ずつ直さなくても、サイドパネル(画面の横に開く作業欄)に指示を1回書くだけで、資料全体を直せるようになりました。公式ブログは、Geminiがどのスライドを変えるべきかを判断し、編集できる通常のスライドに変更を反映すると説明しています。
対象になるのは、スライドを作ったり直したりする利用者です。管理者向けの設定については、公式ブログに「この機能に管理者向けの制御はない」という趣旨の記載があります。
この記事の内容は2026年11月2日時点で確認した公式情報です。提供の範囲や条件は変わることがあるため、最終的な内容は公式ページで確認してください。
公式が挙げている使い方と、編集後の確認
公式ブログが例として挙げているのは、次の4つです。
| やりたいこと | 公式の説明の要点 |
|---|---|
| 見た目をそろえて変える | フォント、背景、配色などを資料全体でまとめて更新する。別のプレゼンのスタイルに合わせることもできる |
| 内容を直す | プレゼンを簡潔にする、広げる、焦点を変える。Googleドライブのファイルを根拠にできる |
| スライドを減らす・増やす | 複数のスライドを1枚にまとめる、新しいスライドを加える |
| 書式を統一する | すべてのスライドでタイトルの書式をそろえる、ページ番号を消す |
どの場合も、1回の指示で複数のスライドに変更が入ります。たとえば「全体の配色を変える」「ページ番号を消す」といった、1枚ずつやると手間のかかる作業が当てはまります。
Geminiが作業を終えると、変更の概要がサイドパネルに表示されます。公式ブログは、編集は「あなたが自分で行ったかのように」反映されると説明しています。そのため、元に戻す操作(取り消し)やバージョン履歴で、変更を確認したり戻したりできます。
一括で変わる分、仕上がりの確認は大切です。公式の説明にある流れに沿って、次の順で確認すると安心です。
- 変更の概要をサイドパネルで読む
- スライドを順に見て、意図しない変更がないかを確認する
- 気になる変更は、取り消しかバージョン履歴で戻す
対象のプランと提供の条件
公式ブログが示している対象は、次のとおりです。
| 区分 | 対象 |
|---|---|
| Business | Business Standard、Business Plus |
| Enterprise | Enterprise Standard、Enterprise Plus |
| 個人向け | Google AI Pro、Google AI Ultra |
| 教育機関向けのアドオン | Google AI Pro for Education |
提供の条件として、次の点が示されています。
- 言語: 公開時点では英語のみです。
- 展開の方式: Rapid Release(早期にリリースされる設定)と Scheduled Release(予定に沿ってリリースされる設定)の両方のドメインが対象です。
- 展開の時期: 段階的な展開が2026年10月29日に始まりました。機能が表示されるまで、15日より長くかかる場合があります。
自分のアカウントでまだ見えない場合は、展開の途中である可能性があります。まずは公式ブログの対象プランに当てはまるかを確認してください。
利用上限の予定
公式ブログによると、2026年12月1日までは少なくとも、Workspaceの利用者は、Googleスライドで複数枚のプレゼンを作るときの、より高い上限を試験的に使えます(プロモーション期間)。この機能を使うと、期間についての通知が表示されます。
その日付より後は、利用者ごとの上限が適用されます。新しい上限が始まる前に、Googleがヘルプセンターで詳しい情報を公開するとしています。具体的な数字は、記事の公開時点では確認できていないため、書いていません。
関連する公式ヘルプ
公式ブログは、Geminiでプレゼンを作る方法について、ヘルプ「Generate presentations with Gemini in Google Slides」を案内しています。このヘルプには、プレゼンの新規作成の手順が載っています。流れは、次のとおりです。
- Googleスライドを開き、スタート画面で「Presentation」を選ぶ
- サイドパネルに、作りたいプレゼンの内容を書く(必要に応じてドライブのファイルを参考として追加できる)
- Geminiの確認の質問に答える(飛ばすこともできる)
- 作られた計画(概要と各スライドのアウトライン)を確認し、承認する
このヘルプの手順は、新規作成についての説明です。今回の一括編集に、同じ条件(デスクトップ版のみ、など)がそのまま当てはまるとは、公式には書かれていません。一括編集の条件は、公式ブログの内容を基準にしてください。
よくある質問
Q. 日本語の資料でも使えますか。
A. 公式ブログでは、公開時点では英語のみとされています。日本語での提供については、公式には案内されていません。
Q. 管理者が機能をオフにできますか。
A. 公式ブログには、この機能に管理者向けの制御はないという趣旨の記載があります。
Q. 変更が気に入らなかったときは、どうすればよいですか。
A. 編集は自分で行った操作と同じように反映されるため、取り消しやバージョン履歴で戻せます。
Q. 無料のアカウントでも使えますか。
A. 公式ブログが対象として挙げているのは、上の表のプランです。ここに無いプランについては、公式には案内されていません。
関連する記事
同じ時期のGeminiの新機能として、チャットの中でファイルを作る・直す機能はGeminiアプリのチャットでファイルを作成・プレビュー・編集、対応形式と対象まとめで整理しています。あわせて読むと、Geminiでの資料づくりの全体像がつかめます。
まとめ
- Googleスライドで、Geminiが複数のスライドやプレゼン全体を、1回の指示でまとめて編集できるようになりました。
- 対象は、Business・Enterpriseの各Standard/Plus、Google AI Pro/Ultra、Google AI Pro for Educationです。公開時点では英語のみです。
- 2026年12月1日まで、複数枚のプレゼン作成にはプロモーション期間として高い上限が使えます。その後は、利用者ごとの上限が適用されます。
次の一歩として、自分のプランが対象かを公式ブログで確認し、対象なら、短い資料で配色や書式の一括変更を試して、取り消しやバージョン履歴での確認の流れに慣れておくとよいでしょう。