ツール比較・レビューGemini 公開 2026年10月20日

Googleの「Universal Cart」とは?検索とGeminiアプリで使える買い物カート

関連: Google ・ Universal Cart ・ ショッピング ・ AIモード

✔ 事実確認済み(2026-10-20):記事中の事実 21 件を出典の本文と照合しています。

Googleは2026年10月15日(公式ブログの日付)、買い物カート「Universal Cart」を米国で開始しました。検索とGeminiアプリで見つけた商品を、1つのカートにまとめて保存できます。この記事は、Googleの買い物まわりの新機能を追いたい方や、ネットショップの運営に関わる方に向けています。何ができるのか、どこで使えるのか、店側にどんな仕組みが必要かを、公式情報から整理します。

Universal Cartの概要

Universal Cartは、Googleが「Googleでの買い物の新しい拠点」と位置づけるカートです。公式ブログによると、2026年10月15日(公式ブログの日付)時点で、米国で提供が始まっています。年末の買い物シーズンに向けた発表として紹介されています。

土台になっているのは、次の3つです。

土台 内容
Shopping Graph(Googleの商品データベース) 常に更新される60+ billion件(公式の英語表記)の商品情報
Universal Commerce Protocol(UCP) カートからの購入手続き(チェックアウト)を支える仕組み
Google Wallet カードの特典を把握し、支払い方法の選択を助ける

なお、公式ブログは、Googleの買い物まわりの取り組みを「ユーザーの代わりに動く機能」と「安心とコントロールを与える実用的な道具」の2本立てで説明しています。Universal Cartは後者に当たります。

できること

公式ブログが挙げる主な機能は、次の4つです。

1. 複数の店の商品をまとめて保存する

Google上で見つけた複数の店の商品を、1つのカートに保存できます。保存した商品は、使う場所が変わっても残ります。公式ブログの例では、AIモード(検索のAI機能)でハンドバッグを保存し、Geminiアプリでセーターとリップグロスを保存しました。後でカートを開くと、3つとも並んでいます。Googleは、これを「タブやスクリーンショット」で管理する方法の代わりとして紹介しています。

2. 値下げと在庫の復活を通知する

カートは、保存した商品の一覧を裏側で見守ります。値下げがあったときや、在庫が戻ったときに、通知が届きます。

3. 支払い方法とプロモコードの提案

カートは、カードの特典をもとに支払い方法を提案します。また、関連するプロモコード(割引コード)をカートの中に表示します。

4. 購入の仕方を選ぶ

購入の方法は2つあります。

  • 多くの店では、カートの中で数回のタップで、Google Payで支払えます。
  • 店のカートに商品を移し、その店のサイトで購入を終えることもできます。

公式ブログは、対応する店として、Nike、Sephora、Target、Ulta Beauty、Walmart、Wayfair、そして「多くのShopifyの店」を挙げています。購入後の確認連絡とカスタマーサポートは、店から直接届きます。また、販売者(seller of record)は店のままです。

店側の仕組み:Cart API

店の運営者にとって大切なのは、Googleが提供する開発者向けの資料「Cart API」です。UCPのカート用のAPIで、バージョン 2026-04-08 以降でのみ使えます。

  • 目的は、AIモードやGeminiなどのGoogleの画面から、店のサイトへ、ユーザーのカートを直接転送することです。
  • 主に CreateCart というエンドポイントで、店のシステム上にカートを一方向で作ります。
  • 最初のリリースで使えるのは、カートの作成と移動だけです。カートの更新・削除や、Googleとのあいだでのカートの中身の同期は、サポートされていません。
  • 店は、/.well-known/ucp にUCPプロファイル(対応機能の宣言)を公開し、dev.ucp.shopping.cart の機能を載せる必要があります。
  • Cart APIのエンドポイントの保護には、APIキーやOAuth 2.0などの認証方法を使います。
  • このAPIは、決済や購入ライフサイクル全体は扱いません(Checkout APIとは別です)。

取得した資料の最終更新は、2026年9月14日(UTC)と表示されていました。実装する場合は、最新の内容を公式ページで確認してください。

注意点

公式ブログには、次の内容が書かれていません。

  • 利用料金や、利用の条件
  • 米国以外の国での提供予定
  • 今後の拡大の具体的な日付

日本でいつ使えるようになるかは、現時点の公式情報では分かりません。ここまでの内容は、記事公開時点で確認した公式ブログと開発者向け資料に基づいています。提供範囲や機能は変わることがあるため、最新の情報は公式ブログで確認してください。

また、公式ブログが説明しているのは機能の概要です。この記事は、実際に使った感想や、使い勝手の評価を含みません。

よくある質問

Q. Universal Cartはどこで使えますか? A. 公式ブログによると、米国のGoogle検索(AIモード)とGeminiアプリで使えます。

Q. 複数の店の商品を1つのカートに入れられますか? A. はい。公式ブログは、複数の店の商品をGoogle上で保存できると説明しています。

Q. 購入はGoogleの画面の中で終わりますか? A. 多くの店では、カートの中でGoogle Payを使って支払えます。店のサイトに移って購入を終える方法も選べます。

Q. 購入後の問い合わせはどこへ? A. 公式ブログによると、確認連絡とカスタマーサポートは店から直接届きます。販売者は店のままです。

Geminiアプリそのものの使い方は、Geminiアプリ Windows版の使い方も参考になります。

まとめ

  • Universal Cartは、2026年10月15日(公式ブログの日付)に米国で始まった買い物カートです。
  • 検索(AIモード)とGeminiアプリで見つけた複数の店の商品を、1つのカートに保存できます。
  • 値下げや在庫の復活の通知、支払い方法とプロモコードの提案、Google Payなどでの購入に対応します。
  • 店側は、UCPのCart APIで、カートの中身を受け取る仕組みを用意します。
  • 料金、利用条件、米国以外での提供予定は、公式ブログに書かれていません。

米国で買い物をする方は、公式ブログで対応する店と使い方を確認してください。店を運営している方は、Cart APIの資料で、自社のシステムが対応できるかを確かめてみましょう。

参考・出典