OpenAIの新モデル「GPT-6 Sol」「GPT-6 Luna」とは?特徴・料金まとめ
✔ 事実確認済み(2026-09-27):記事中の事実 28 件を出典の本文と照合しています。
OpenAIは2026年9月22日、新モデル「GPT-6 Sol」と「GPT-6 Luna」を公開しました。どちらもGPT-6 Astraより料金を抑えた実務向けのモデルです。ChatGPTやAPIでモデルを選ぶ方、コストを見直したい方に向けて、仕様・料金・使い分けを公式ドキュメントから整理します。
GPT-6 SolとGPT-6 Lunaとは何か
公式のモデルドキュメントは、GPT-6 Solを「複雑なコーディングとエージェント的なワークフロー(複数の作業を自動でこなす処理)を支えるために作られたモデル」と説明しています。一方のGPT-6 Lunaは、「フォーカスされた高ボリュームタスクにおいて、もっとも効率的なモデル」と位置づけられています。
OpenAIの公式ドキュメント「Models | ChatGPT Learn」では、3つのモデルの使い分けが案内されています。GPT-6 Astraは、複数のステップやツールをまたいで最も高い能力が必要な場合に選ぶモデルです。GPT-6 Solは、あいまいで難しいタスクに向いています。GPT-6 Lunaは、内容が明確で繰り返しの多いタスクに向いています。
仕様(コンテキストウィンドウ・対応モダリティ)
公式のモデルドキュメントに載っている技術仕様は、次のとおりです(2026年9月確認時点)。コンテキストウィンドウとは、モデルが一度に扱える文章の量のことです。
| 項目 | GPT-6 Sol | GPT-6 Luna |
|---|---|---|
| コンテキストウィンドウ | 1,050,000トークン | 1,050,000トークン |
| 最大出力トークン | 128,000トークン | 128,000トークン |
| 入力モダリティ | テキスト、画像 | テキスト、画像 |
| 出力モダリティ | テキスト | テキスト |
| 知識カットオフ | 2026年4月20日 | 2026年5月18日 |
対応する機能は、両モデルとも共通で、次のとおりです。
- ストリーミング応答
- 構造化出力(structured outputs)
- 関数呼び出し(function calling)
- ファイル検索
- 画像入力
- ウェブ検索
- プロンプトキャッシュ
推論(reasoning)機能にも対応しています。公式ドキュメントによると、reasoning.effort(推論にかける手間の度合い)は、none・low・medium(既定値)・high・xhigh・maxの6段階から選べます。なお、組み込みツールや関数呼び出しを使う場合は、Responses APIの利用が案内されています。Chat Completionsで関数呼び出しを使うには、reasoning_effortをnoneにする必要があるとされています。
API料金(2026年9月時点)
料金は、API経由で使う場合のものです。1Mトークン(100万トークン)あたりの価格は、次のとおりです。
| 区分 | GPT-6 Sol | GPT-6 Luna |
|---|---|---|
| 入力 | $2.00 | $0.10 |
| キャッシュ入力 | $0.20 | $0.01 |
| キャッシュ書き込み | $2.50 | $0.125 |
| 出力 | $10.00 | $0.50 |
キャッシュ入力トークンは、通常の入力トークン料金の10%で提供されると公式ドキュメントに明記されています。
入力が272,000トークンを超えるリクエストには、追加のルールがあります。公式ドキュメントによると、入力とキャッシュ入力は通常の2倍、出力は1.5倍の料金になります。長い文書やコードベース全体を一度に渡す使い方をするときは、この境目を意識してください。料金は変わる可能性があるため、契約や利用の前に、必ずOpenAIの公式サイトで最新の料金を確認してください。
利用できる場所・対象プラン
公式ドキュメント「Models | ChatGPT Learn」によると、GPT-6 SolとGPT-6 Lunaは、いずれも次の場所で利用できます。
- ChatGPT Work(デスクトップアプリ・ウェブ版)
- Codex(デスクトップアプリ、CLI、IDE拡張機能)
- ChatGPT Credits
- API
OpenAIの公式発表(OpenAI Developer Communityの公式アナウンス投稿)によると、GPT-6 SolとGPT-6 Lunaは2026年9月22日に公開されました。ChatGPT WorkとCodexでは、Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduプランの利用者向けに、この日からロールアウトが始まりました。同じ発表では、両モデルはAPIでも利用できるとされています。FreeプランとGoプランの利用者は、デスクトップアプリでGPT-6 Lunaを試せると案内されています。
また、公式ドキュメント「Models | ChatGPT Learn」は、既存モデルからの移行先として、プランごとに次のように案内しています。
| プラン | 移行先モデル |
|---|---|
| Plus、Pro、Business、Enterprise、Edu | GPT-6 Sol(gpt-6-sol)が利用可能になり次第、選択する |
| Free、Go | GPT-6 Luna(gpt-6-luna)がデスクトップアプリで利用可能になり次第、選択する |
すでに終了が案内されているGPT-5.5からの移行先も、この2モデルです。詳しくは、GPT-5.5の提供終了と移行方法についての記事で解説しています。
GPT-6 Astraとの使い分け
OpenAIは、すでに最上位モデルの「GPT-6 Astra」を2026年9月3日に発表しています。GPT-6 Sol・GPT-6 Lunaは、その下に位置づけられる、より低価格なモデルという整理になります。GPT-6 Astraの性能・料金まとめもあわせて確認すると、3モデルの違いを把握しやすくなります。
料金を比べると、GPT-6 Astraの入力料金(1Mトークンあたり$10.00)は、GPT-6 Solの5倍です。GPT-6 Lunaと比べると、その差はさらに大きくなります。公式ドキュメントの案内どおり、複数ステップにまたがる難しい作業にはAstraを選びます。あいまいで難しい単発のタスクにはSol、内容が明確で量の多い作業にはLunaを選ぶと、料金と性能のバランスを取りやすくなります。
よくある質問
Q. GPT-6 SolとGPT-6 Lunaは、いつ公開されましたか。 A. OpenAIの公式発表によると、2026年9月22日に公開されました。同日から、ChatGPT WorkとCodex(Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu向け)、APIでロールアウトが始まりました。
Q. GPT-6 SolとGPT-6 Lunaの料金の違いは何ですか。 A. 1Mトークンあたりの入力料金は、GPT-6 Solが$2.00、GPT-6 Lunaが$0.10です(2026年9月確認時点)。出力料金も、Solが$10.00、Lunaが$0.50と、Lunaのほうが低価格です。
Q. コンテキストウィンドウや最大出力トークンに違いはありますか。 A. 公式ドキュメントによると、コンテキストウィンドウ(1,050,000トークン)、最大出力トークン(128,000トークン)は、両モデルとも同じです。
Q. どちらのモデルを選べばよいですか。 A. 公式ドキュメントは、あいまいで難しいタスクにはGPT-6 Sol、内容が明確で繰り返しの多いタスクにはGPT-6 Lunaを案内しています。複数ステップにまたがる最も難しい作業には、上位モデルのGPT-6 Astraが案内されています。
まとめ
- OpenAIは2026年9月22日、新モデル「GPT-6 Sol」「GPT-6 Luna」を公開しました。GPT-6 Astraより低価格な実務向けモデルです。
- 1Mトークンあたりの入力料金は、GPT-6 Solが$2.00、GPT-6 Lunaが$0.10です(2026年9月確認時点)。コンテキストウィンドウや最大出力トークンは、両モデルとも同じ仕様です。
- 公式ドキュメントは、あいまいで難しいタスクにはSol、明確で量の多いタスクにはLunaを案内しています。
ChatGPTやAPIでモデルを選ぶ際は、この記事の比較表を参考にしつつ、料金や仕様の最新情報をOpenAIの公式サイトで確認してから決めましょう。
参考・出典
- GPT-6 Sol Model | OpenAI API(公式モデル仕様)
- GPT-6 Luna Model | OpenAI API(公式モデル仕様)
- Models | ChatGPT Learn(OpenAI公式ドキュメント)
- Announcing GPT-6 Sol and GPT-6 Luna in the API, Codex and ChatGPT(OpenAI Developer Community・公式アナウンス)
- GPT-6 Astra Model | OpenAI API(公式モデル仕様)
- GPT-6 Astra System Card(OpenAI Deployment Safety Hub)