ツール比較・レビューGemini 公開 2026年10月19日

Gmail Liveが有料Workspaceに展開、音声でメールを探す機能の対象と条件

関連: Gmail ・ Gmail Live ・ Google Workspace ・ 音声AI

✔ 事実確認済み(2026-10-19):記事中の事実 26 件を出典の本文と照合しています。

Gmail Liveは、スマートフォンのGmailで、話しかけるだけでメールの内容を答えてもらえる機能です。Googleは2026年10月15日に、有料のGoogle Workspaceへ展開すると案内しました。この記事は、仕事でGmailを使っている方や、Workspaceの管理を担当している方に向けています。対象のプラン、使える条件、始め方、管理者の設定を、公式情報にある範囲で整理します。

Gmail Liveとは

Gmail Liveは、声で質問すると、受信トレイを探して答えてくれる機能です。公式ブログによると、最近のGeminiモデルを使っています。答えは音声で読み上げられ、使ったメールへのリンクがカードで表示されます。

公式ブログが挙げている質問の例は、次のとおりです。

  • 注文の状況を確認する
  • 研修の締め切りを探す
  • 上司の最新のメッセージを確認する
  • フライトの搭乗口を調べる

長いメールのやり取りを読み返さなくても、移動中などに手がふさがっていても使える、という位置づけです。

ヘルプでは、この機能はベータ版で、今後変わることがあると書かれています。

対象のプランと地域

2026年10月15日時点で、公式ブログが挙げている対象は次のとおりです。

区分 対象
Business Starter、Standard、Plus
Enterprise Starter、Standard、Plus
Frontline Frontline Plus
非営利団体向け Google Workspace for Nonprofits
アドオン Gemini Business、Gemini Enterprise、AI Expanded Access、AI Ultra Access
教育向けアドオン Google AI Pro for Education
個人向け Google AI Plus、Pro、Ultra

地域と言語は、米国のユーザーで、言語設定が英語(米国)の場合だけです。ヘルプにも、英語のみの機能だと書かれています。日本の環境で使えるかどうかは、これらの公式ページには書かれていません。

展開の時期

展開は段階的です。公式ブログによると、即時リリース(Rapid Release)と計画リリース(Scheduled Release)のどちらのドメインでも、2026年10月15日から始まります。機能が表示されるまでに、最大15日かかることがあります。

個人向けのGoogle AIプランについては、2026年9月3日の公式ブログで、AI Plus、Pro、Ultraの契約者向けに提供が始まると案内されていました。同じブログでは、ビジネス向けは「近日中」とされ、具体的な日付はありませんでした。

使うための条件

ヘルプに書かれた条件は、次のとおりです。

  1. Gmailアプリを、AndroidまたはiPhoneで使うこと
  2. 職場や学校のアカウントの場合は、Geminiのベータ機能が使えるWorkspaceのプランであること(管理者がベータ機能を有効にする必要がある場合があります)
  3. Gmailの設定で、「Smart features in Google Workspace」と「Smart features in other Google products」をオンにすること
  4. 英語で使うこと

個人のアカウントの場合は、対象のGoogle AIプラン(AI Plus、Pro、Ultra)に入っているか、Google Workspace Experimentsに参加している必要があります。

ヘルプには、Androidのタブレットでは使えないとも書かれています。

始め方と使い方

ヘルプに書かれたAndroidスマートフォンでの始め方は、次のとおりです。

  1. Gmailアプリを開きます。
  2. 画面上部の「Gmail Live」をタップします。
  3. 初回はマイクの許可を出し、利用規約に同意します。
  4. 話しかけるか、表示された質問の候補をタップします。

公式ブログでは、Gmailの検索バーにある「Live」から使うと案内されています。表示の位置は、端末や展開の状況で違う可能性があります。

会話の途中で話題を変えたり、答えを絞り込んだりすることもできます。終了するときは「End」をタップします。マイクだけを止めたいときは「Mute」をタップします。このときセッションは続き、Geminiは話し終えます。

答えの根拠を確認する

回答の中のリンクをタップすると、使われたメールが開きます。画面下の「Sources」カードでは、引用されたメールの一覧を見られます。ただし、メールを開くとGmail Liveのセッションは終わります。検索結果の画面で見たいときは、メニューの下にある「View search page」をタップします。

管理者の設定と履歴

公式ブログによると、Geminiが使える組織では、この機能は初期状態でオンです。既存のスマート機能とパーソナライズの設定が守られます。管理者は、「Turn Gemini features on or off for users」という管理者向けヘルプに沿って、ユーザーごとにGeminiの機能を管理できます。

ヘルプによると、Gmail Liveの会話の文字起こしは、Workspace内のGeminiの会話履歴に保存されます。履歴は、ウェブブラウザーから確認したり削除したりできます。

注意したい点

  • 音声の選択: 公式ブログは、好みの声を選べると説明しています。一方、ヘルプには、Gmail Liveの声は変えられないと書かれています。2つの記述が食い違っているため、実際に選べるかは、ご自身の画面で確認してください。
  • ベータ版: 機能や条件が変わる可能性があります。
  • 料金や対象: 本記事は2026年10月19日時点の情報です。最新の内容は、公式ページで確認してください。

よくある質問

Q. 日本語でも使えますか。 A. ヘルプには、英語のみの機能だと書かれています。公式ブログも、英語(米国)の米国ユーザーが対象です。

Q. 会社で勝手にオンになりますか。 A. 公式ブログによると、Geminiが使える組織では初期状態でオンです。オフにしたい場合は、管理者がGeminiの機能の設定を確認します。

Q. 音声で聞いたメールは、履歴に残りますか。 A. ヘルプによると、会話の文字起こしがWorkspace内のGeminiの会話履歴に保存されます。

Q. 同じ時期に出たGmailの機能はありますか。 A. Gmail Liveと同じ9月3日の公式ブログでは、Docs LiveとKeep Liveという別の音声機能も紹介されています。Gmail以外では、Meetの会議後の作業を支援する機能をGoogle Meetの「次のステップ」の記事で紹介しています。

まとめ

  • Gmail Liveは、声の質問に、メールの内容から音声で答えてくれる機能です。ベータ版です。
  • 2026年10月15日から、有料のWorkspaceの各プランなどへ段階的に展開されます。表示まで最大15日かかることがあります。
  • 対象は米国で、英語(米国)の環境です。AndroidまたはiPhoneのGmailアプリで使い、スマート機能のオンも必要です。
  • 管理者の設定と会話履歴の扱いは、公式ヘルプで確認できます。

次の一歩として、Workspaceの管理者の方は、管理者向けヘルプでGeminiの機能の設定を確認してください。利用者の方は、ご自身のプランと言語が対象かを、公式ブログのリストで見比べてください。

参考・出典