Google Meetの音声翻訳が63言語に対応、言語の自動検出も追加【2026年10月】
✔ 事実確認済み(2026-10-22):記事中の事実 20 件を出典の本文と照合しています。
Google Meetの音声翻訳が、63の言語に対応しました。話されている言語を自動で見分ける機能も加わっています。海外の相手と会議をする方や、Google Workspaceの管理を担当している方に向けた記事です。この記事では、何が変わったのか、使えるプランと端末、時間の上限、管理者の設定、展開の時期を整理します。
この記事は、2026年10月22日付けのGoogle公式発表に基づきます。展開の状況や対象は変わることがあります。最新の内容は公式の案内で確認してください。
何が変わったのか
Googleの発表によると、Google Meetの音声翻訳(話した声を、聞く人の言語にその場で訳す機能)が、63言語に対応しました。Geminiを使った機能で、ウェブと、AndroidおよびiOSのモバイルで使えます。
以前の仕様は、2026年4月の公式発表で確認できます。当時は、英語とスペイン語・フランス語・ドイツ語・ポルトガル語・イタリア語との間で、双方向に訳す形でした。そして、1つの会議で使える言語の組み合わせは、1組だけでした。
今回の発表で変わった点を、表にまとめます。
| 項目 | 2026年4月時点 | 2026年10月の発表 |
|---|---|---|
| 対応言語 | 英語と5言語の間で双方向 | 63言語 |
| 会議で使える言語の組み合わせ | 1組だけ | 63言語の間で、どの組み合わせでも可能 |
| 話されている言語の判別 | 発表では確認できていません | 自動で検出 |
4月の発表は、モバイルへの展開を知らせるものです。表の左側は、その記事に書かれた内容に限っています。
新しく加わった3つの機能
発表では、次の3点が挙げられています。
- 言語の自動検出: Meetが話された言語を見分けて、聞く人が選んだ言語に訳します。話す人が途中で言語を切り替えても、対応するとされています。
- 参加者ごとの設定: 翻訳は、参加者が自分のためにツールバーからオンにします。すでに理解できる言語を登録しておくと、その言語は訳されません。
- 字幕の同期: 翻訳が有効なときは、字幕が訳された音声に合わせて表示されます。
翻訳は、会議の開始時はオフです。必要な人が会議中にオンにします。自分の声を他の人に向けて訳すかどうかは、Meetの設定でいつでも変えられます。
使える端末と、使えない場面
使える端末は、ウェブと、AndroidおよびiOSのモバイルです。モバイルでは、Meetアプリを更新する必要があります。
会議室のGoogle Meetハードウェアは、翻訳された音声を聞く側として使えます。ただし、会議室の中で話された声は、他の人に向けて訳されません。
次の場面では、音声翻訳は使えないと案内されています。
- ライブストリーム
- 録画
- クライアント側暗号化の会議
- ダイヤルイン(電話回線での参加)、またはサードパーティ製品との相互接続の通話
- アダプティブオーディオを使っているとき
このほか、地域や年齢による制限もあるとされています。
対象のプランと時間の上限
対象になるのは、次のプランです。
| 区分 | 対象 |
|---|---|
| Google Workspace | Business Standard・Plus、Enterprise Standard・Plus、Frontline Plus |
| 個人向け | Google AI Pro、Ultra |
| アドオン | Google AI Pro for Education、AI Expanded Access、AI Ultra Access |
他のドメインからのゲストも、会議の主催者が対象のプランなら使えます。1対1の通話では、どちらか一方が対象のプランであれば、2人とも使えます。
1回の会議で使える時間には、上限があります。
| プラン | 1回の会議での上限 |
|---|---|
| 基本のWorkspaceプラン、Google AI Pro | 最大90分 |
| AI Expanded Access、AI Ultra Access、Google AI Ultra | 最大8時間 |
管理者の設定と展開の時期
対象のエディションでは、管理コンソールの「Meet用Gemini」の設定が有効なら、音声翻訳は初期状態でオンです。管理者は、組織部門またはグループごとに、オンとオフを切り替えられます。設定の場所は、管理コンソールの「アプリ」→「Google Workspace」→「Google Meet」→「Gemini設定」と案内されています。
展開の時期は、ドメインのリリース設定によって異なります。
| リリース設定 | 展開の開始 | 表示されるまで |
|---|---|---|
| Rapid Release | 2026年10月22日 | 1〜3日 |
| Scheduled Release | 2026年11月2日 | 最大15日 |
展開の初期は、機能の表示や字幕の同期の状況が、ユーザーによって違う場合があるとされています。
また、Googleは、音声データを保存せず、ユーザーの声でモデルを訓練することもないと説明しています。
よくある質問
Q. 日本語は対応していますか。 A. 公式発表の本文では、63言語の一覧を確認できていません。日本語の対応は、公式の案内で確認してください。
Q. 無料のGoogleアカウントでも使えますか。 A. 発表に挙がっている個人向けの対象は、Google AI ProとUltraです。無料のアカウントは、挙がっていません。
Q. 会議の参加者全員が対象のプランである必要がありますか。 A. 発表では、主催者が対象のプランなら、他のドメインのゲストも使えるとされています。1対1の通話では、どちらか一方が対象なら、2人とも使えます。
Q. 管理者は止められますか。 A. 組織部門またはグループごとに、オンとオフを切り替えられます。
関連して、会議後の次のアクションを整理するMeetの機能は、Google Meetの会議後「次のステップ」機能の解説で紹介しています。
まとめ
- Google Meetの音声翻訳は、63言語に対応し、話された言語の自動検出が加わりました。
- 4月の時点では、英語と5言語の間で、1つの会議につき1組の組み合わせだけでした。
- 対象は、Workspaceの一部のエディション、Google AI ProとUltra、一部のアドオンです。1回の会議の上限は、プランにより最大90分または最大8時間です。
- 展開は、Rapid Releaseが2026年10月22日、Scheduled Releaseが2026年11月2日に始まります。
Workspaceの管理者の方は、管理コンソールの「Gemini設定」と、自社のリリース設定を確認してください。利用者の方は、公式の案内で自分のプランと、使いたい言語が対象かを確かめてから、会議で試してみてください。