ツール比較・レビューNotion 公開 2026年9月23日

Notion 3.7の新機能「Skills」とは?作り方・使い方まとめ

関連: AI ・ 業務効率化 ・ 自動化

✔ 事実確認済み(2026-09-23):記事中の事実 25 件を出典の本文と照合しています。

Notionは2026年9月15日、「Notion 3.7」として新機能「Skills(スキル)」を公開しました。チームの仕事の進め方を、繰り返し使える指示としてAIに教える仕組みです。Notionでチームの資料作成やAI活用を担当している方に向けた記事です。Skillsで何ができるのか、作り方・使い方・他のAIエージェントへの持ち出し方を、公式のリリースノートとヘルプページの記載にもとづいて整理します。

Skillsとは何か

公式リリースノートによると、Skillsは「チームの仕事のやり方をAIに教える、再利用可能な指示」です。例として、毎月のビジネスレビューをチームの決まった形式で作る、上司と同じ観点でドキュメントを見直す、といった繰り返し作業を、AIへのショートカットとして使えるようにする機能だと説明されています。

一度Skillsとして登録しておけば、次に同じような作業が発生したときに、毎回イチから指示を書き直す必要がなくなる、という位置づけです。なお、公式ページには、Skills自体を使うために特定のプラン(Free・Plus・Business・Enterpriseなど)が必要という記載はありませんでした。同時に発表されたカスタムエージェントの一部機能(サブエージェント呼び出しや、会議後の作業の自動処理)は「Business and Enterprise plans」向けと明記されています。

Skillsの作り方(3つの方法)

Notion Help Centerでは、Skillsを作る方法として、次の3つが紹介されています。

作り方 手順
Libraryから新規作成 サイドバーの「Library」→「Skills」タブ→「New skill」を選ぶ
既存ページから変換 変換したいページで「•••」メニュー→「Use as a skill」を選ぶ
Notion Agentに依頼 チャットでNotion Agentに、あるページをスキルにするよう頼む

ヘルプページでは、スキルの中身は「強いプロンプトを書くように」作るとよいとされています。目的(ゴール)、必要な入力、守るべき条件、欲しい出力の形式を明確に書くことがポイントです。たとえば「箇条書き5つで返す」「リスクと次の一歩を含める」のように、出力の形を具体的に指定する書き方が例として挙げられています。

Skillsの使い方(実行方法)

作成したSkillsは、Notion内の複数の場所から呼び出せます。ヘルプページによると、実行方法は次のとおりです。

  • テキストエディタ内: 対象のテキストを選択すると出てくるメニューからスキルを選ぶ
  • スラッシュメニュー: 「/skill」と入力してスキル一覧を表示する
  • ブロックメニュー: ブロックにカーソルを合わせたときの「⁚⁚」メニューから「Skills」を選ぶ
  • Notion Agentのチャット: チャット欄で「/」を入力し、使いたいスキルを選んで実行する

スキルライブラリでチーム全体に共有する

作ったスキルは「Library」の「Skills」タブにまとめて表示され、管理できます。公式ヘルプは、これを「共有スキル用のワークスペースの一つの拠点」と説明しています。

Libraryの「Discover」タブでは、チームの他のメンバーが作った共有スキルを探すことができ、「Enable for me」を選ぶと自分でも使えるスキルとして追加されます。個人で作った便利なスキルを、チーム全体の資産にできる仕組みです。

Claude Code・Cursorなど他のAIエージェントへの持ち出し

Notionで作ったSkillsは、Notion Agent以外のAIエージェントでも使えるように、ファイルとして書き出せます。手順は次のとおりです。

  1. 持ち出したいスキルのページを開く
  2. 「•••」メニューから「Download to local agents」を選ぶ
  3. Claude Code、Cursorなど、持ち出し先のツールを選ぶ
  4. SKILL.mdファイルとして、共有が承認された添付ファイルとともにダウンロードされる

ヘルプページによると、ダウンロードしたSKILL.mdは、手元のAIエージェントが自分自身の指示と同じように読み込む形式になっています。Notion側でスキルの内容を更新すると、ダウンロード済みのファイルにバッジ(印)が表示され、最新版への更新が必要なことがわかるようになっています。

自動実行の設定と注意点

スキルに自動実行の説明文(Description)を付けると、条件に合ったタイミングでAIが自動的にそのスキルを使えるようになります。ただし、この自動実行は「スキルデータベース」に置かれたスキルだけが対象です。

自動実行を使うための手順は、次のとおりです。

  1. 対象のスキルページを、スキル用のデータベースに移動する
  2. スキルの内容が伝わる「Description」を記入する

これで自動実行が有効になります(既定でオン)。自分で選んだときだけ動かしたい場合は、Libraryまたはスキルページの「Use automatically」をオフにします。

また、スキルは通常のNotionページとして扱われるため、編集権限を持つメンバーは誰でもスキルの中身を変更できる点にも注意が必要です。公式ヘルプは、編集権限を持つ人が内容を変えると、それ以降そのスキルを使う全員に影響すると説明しています。誤って変更した場合は、ページの編集履歴からロールバックできます。

Claudeにも、チームのAI活用パターンを分析して報告する「smart reports」という機能があります。チームでのAI活用状況を仕組み化する取り組みに関心がある方は、Claude Enterpriseのsmart reportsの使い方もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. Skillsを使うのに追加料金はかかりますか? A. 公式のリリースノートとヘルプページには、Skills自体の料金や対象プランについての記載がありませんでした。利用条件は、契約中のプランのNotionアカウントで実際の画面を確認することをおすすめします。

Q. 作ったスキルは自分だけしか使えませんか? A. いいえ。スキルライブラリの「Discover」タブを通じて、チームの他のメンバーと共有できます。

Q. Notion以外のAIツールでも同じスキルを使えますか? A. はい。スキルページから「Download to local agents」を選ぶと、SKILL.mdファイルとして書き出せます。Claude CodeやCursorなど、対応するツール側でこのファイルを読み込んで使う形です。

まとめ

  • Notion 3.7の新機能「Skills」は、チームの仕事の進め方を再利用可能な指示としてAIに教える仕組みです。
  • 作り方は3通り(Library新規作成・既存ページの変換・Notion Agentへの依頼)、使い方はテキストメニュー・スラッシュコマンド・チャットなど複数用意されています。
  • スキルライブラリでの共有や、SKILL.mdとしての他エージェントへの持ち出しにも対応しています。

Notionを業務で使っている方は、まず自分が繰り返している作業を1つ選び、Libraryの「Skills」タブから試しにスキルを作ってみることをおすすめします。対象プランや細かい挙動は、公式ヘルプページで最新の情報を確認してください。Notionはその後も機能追加が続いており、Notion 3.8の新機能まとめもあわせてご覧ください。

参考・出典