Claude Code v2.1.302の変更点、自動モードのモデル指定とフォークサブエージェント
✔ 事実確認済み(2026-10-19):記事中の事実 19 件を出典の本文と照合しています。
Claude Code の v2.1.302 が、2026年10月16日に公開されました。自動モードの判定に使うモデルの指定、アイドル圧縮のオン・オフ、サブエージェントの既定の動きなどが入っています。Claude Code を毎日使っている方や、claude -p で自動実行を運用している方に向けた記事です。この記事では、設定や使い方に関わる項目を選び、公式のリリースノートに沿って整理します。
今回のリリースの概要
リリースノートは、追加(Added)、変更(Changed)、改善(Improved)、修正(Fixed)に分かれています。公式の変更履歴ページでは、バグ修正は43件とされています。VS Code 拡張、クラウドセッション、Claude Tag など、利用環境ごとの項目もあります。この記事では一部だけを扱うので、全項目は公式のリリースノートで確認してください。
一つ前のリリースについては、v2.1.301の変更点にまとめています。
この記事は 2026 年 10 月時点のリリースノートに基づきます。最新の内容は公式のリリースページで確認してください。
追加された機能
| 項目 | リリースノートの内容 |
|---|---|
| 自動モードのモデル指定 | 環境変数 CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_MODEL を追加。クライアント側の自動モードの分類器が使うモデルを選べる。サーバー側の自動モードのモデルは変わらない |
| アイドル圧縮の切り替え | /config に Idle compaction の行を追加。アイドル圧縮をオフにしたり、戻したりできる。圧縮後の通知にも、オフにする方法が書かれる |
| Claude Design の終了予定 | /design-sync と /design-login に、単独の Claude Design(claude.ai/design)が2026年12月14日までに終了するという通知を追加 |
自動モードの分類器のモデルを選ぶ
自動モード(auto mode)は、Claude Code が操作を確認なしで進めてよいかを、分類器(判定役のモデル)で見分ける仕組みです。今回、クライアント側の分類器が使うモデルを、環境変数で選べるようになりました。リリースノートには、サーバー側の自動モードのモデルは変わらない、と書かれています。どのモデルを指定できるか、指定すると何が変わるかは、リリースノートには書かれていません。設定する前に、公式ドキュメントで確認してください。
アイドル圧縮をオフにする
今回、/config の画面から、オフにしたり、オンに戻したりできる行が加わりました。圧縮のあとに出る通知にも、オフにする方法が書かれるようになりました。
Claude Design の終了予定の通知
/design-sync と /design-login には、単独の Claude Design が2026年12月14日までに終了する、という通知が加わりました。リリースノートの文言は「closes by December 14, 2026」です。この機能を使っている方は、公式の案内で最新の状況を確認してください。
変更された点
動作の既定が変わる項目が多いので、claude -p や Agent SDK で自動実行している方は、特に確認してください。
| 項目 | リリースノートの内容 |
|---|---|
| 権限モードの既定 | claude -p と Agent SDK で権限モードを指定しないセッションは、サードパーティのプロバイダー、テレメトリーがオフ、または新規インストールのとき、default モードで始まる。--permission-mode auto を指定すれば auto のまま |
| フォークサブエージェント | subagent_type: "fork" が、claude -p、Agent SDK、デスクトップアプリ、VS Code でも既定でオンになる。ターミナルでは、すでにオンだった。CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0 でオフにできる。claude mcp serve では常に提供されない |
| サブエージェントの実行 | デスクトップアプリと VS Code では、メインの会話のサブエージェントを、ターミナルと同じく常にバックグラウンドで実行する。サブエージェント自身の Agent 呼び出しは、claude -p、Agent SDK、デスクトップアプリ、VS Code で、既定ではフォアグラウンドで実行する |
| フックの同時実行 | プロンプトフックとエージェントフックは、同じイベントについて同時に走るのが最大12個まで。残りは順番を待つ |
← for agents の表示 |
セッションを開いて10秒後に消える。待っているエージェントの数は、引き続き表示される |
フォークサブエージェントの既定が広がる
フォークサブエージェントは、これまでターミナルで既定でオンでした。今回から、claude -p、Agent SDK、デスクトップアプリ、VS Code でも既定でオンになります。使いたくないときは、環境変数 CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0 を設定します。
権限モードの既定
権限モードを指定していない claude -p と Agent SDK のセッションは、サードパーティのプロバイダー、テレメトリーがオフ、または新規インストールのいずれかに当てはまると、default モードで始まります。自動モードのまま使いたいときは、--permission-mode auto を指定します。
改善された点
- 自動モードをサーバー側の分類器で使うとき、安全確認には長すぎる会話は、圧縮されるようになりました。以前は、確認する操作がすべて拒否されていました。
- 多くのプラグインを有効にしたときの起動が速くなりました。プラグインのコマンドとエージェントのファイルを読むときのファイルシステムの呼び出しが、大きく減ったためです。Windows で特に効果が大きいとされています。
- 作業用フォルダーを移してバックグラウンドセッションを開き直したとき、LLM ゲートウェイが無い場合のメッセージが、「Not logged in」ではなく、理由を示す内容になりました。
主な修正
修正は多数あります。日常の使い方に近いものを選びます。
| 修正の内容 | リリースノートの記載 |
|---|---|
| 圧縮中の中断 | 会話を圧縮している間にターンを止めると、「Prompt is too long」のエラーが出ていた問題を修正 |
| Vertex・Bedrock への切り替え | セッションの途中で切り替えると、「diagnostics: Extra inputs are not permitted」でリクエストが失敗していた問題を修正 |
| Read ツールの画像 | 画像ファイルを、大きさに関係なく丸ごとメモリに読み込んでいた問題を修正。128 MB を超える画像は拒否する |
| プロンプトキャッシュ | セッションの途中で追加したツールを、ToolSearch や圧縮のあとにもう一度読み込むと、キャッシュが外れる問題を修正 |
| MCP サーバー | サーバーがプロトコルバージョン 2026-07-28 を使い、resultType、ttlMs、cacheScope を省くと、ツールが表示されない、またはすべての呼び出しが失敗する問題を修正 |
| OpenTelemetry | 自動モードの分類器による多くのブロックで、tool_decision イベントに classifier_category が無かった問題を修正 |
よくある質問
Q. 自動モードの分類器に使うモデルは、何を指定できますか。 A. リリースノートには、指定できるモデルの一覧は書かれていません。公式ドキュメントを確認してください。
Q. 今回の更新で、自動実行の動きが変わることはありますか。
A. 「Changed」には、権限モードの既定、フォークサブエージェントの既定、サブエージェントの実行の仕方、フックの同時実行数の変更があります。claude -p や Agent SDK で運用している方は、上の表の条件に当てはまるか確認してください。
Q. フォークサブエージェントをオフにできますか。
A. はい。リリースノートによると、CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0 でオフにできます。
Q. 更新の内容は、どこで確認できますか。 A. GitHub のリリースページと、公式ドキュメントの変更履歴ページに、同じ内容が載っています。
まとめ
- 自動モードのクライアント側の分類器が使うモデルを、
CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_MODELで選べるようになりました。 - フォークサブエージェントが、
claude -p、Agent SDK、デスクトップアプリ、VS Code でも既定でオンになりました。オフにするにはCLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0を使います。 - プロンプトフックとエージェントフックは、同じイベントについて同時に走るのが最大12個までになりました。
claude -p や Agent SDK で自動実行を運用している方は、公式のリリースノートで「Changed」の項目を読み、自分の環境に当てはまるものがないか確認してください。