開発・技術Claude 公開 2026年10月20日

Claude Code v2.1.302の変更点、自動モードのモデル指定とフォークサブエージェント

関連: Claude Code ・ リリースノート ・ サブエージェント

✔ 事実確認済み(2026-10-19):記事中の事実 19 件を出典の本文と照合しています。

Claude Code の v2.1.302 が、2026年10月16日に公開されました。自動モードの判定に使うモデルの指定、アイドル圧縮のオン・オフ、サブエージェントの既定の動きなどが入っています。Claude Code を毎日使っている方や、claude -p で自動実行を運用している方に向けた記事です。この記事では、設定や使い方に関わる項目を選び、公式のリリースノートに沿って整理します。

今回のリリースの概要

リリースノートは、追加(Added)、変更(Changed)、改善(Improved)、修正(Fixed)に分かれています。公式の変更履歴ページでは、バグ修正は43件とされています。VS Code 拡張、クラウドセッション、Claude Tag など、利用環境ごとの項目もあります。この記事では一部だけを扱うので、全項目は公式のリリースノートで確認してください。

一つ前のリリースについては、v2.1.301の変更点にまとめています。

この記事は 2026 年 10 月時点のリリースノートに基づきます。最新の内容は公式のリリースページで確認してください。

追加された機能

項目 リリースノートの内容
自動モードのモデル指定 環境変数 CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_MODEL を追加。クライアント側の自動モードの分類器が使うモデルを選べる。サーバー側の自動モードのモデルは変わらない
アイドル圧縮の切り替え /config に Idle compaction の行を追加。アイドル圧縮をオフにしたり、戻したりできる。圧縮後の通知にも、オフにする方法が書かれる
Claude Design の終了予定 /design-sync と /design-login に、単独の Claude Design(claude.ai/design)が2026年12月14日までに終了するという通知を追加

自動モードの分類器のモデルを選ぶ

自動モード(auto mode)は、Claude Code が操作を確認なしで進めてよいかを、分類器(判定役のモデル)で見分ける仕組みです。今回、クライアント側の分類器が使うモデルを、環境変数で選べるようになりました。リリースノートには、サーバー側の自動モードのモデルは変わらない、と書かれています。どのモデルを指定できるか、指定すると何が変わるかは、リリースノートには書かれていません。設定する前に、公式ドキュメントで確認してください。

アイドル圧縮をオフにする

今回、/config の画面から、オフにしたり、オンに戻したりできる行が加わりました。圧縮のあとに出る通知にも、オフにする方法が書かれるようになりました。

Claude Design の終了予定の通知

/design-sync と /design-login には、単独の Claude Design が2026年12月14日までに終了する、という通知が加わりました。リリースノートの文言は「closes by December 14, 2026」です。この機能を使っている方は、公式の案内で最新の状況を確認してください。

変更された点

動作の既定が変わる項目が多いので、claude -p や Agent SDK で自動実行している方は、特に確認してください。

項目 リリースノートの内容
権限モードの既定 claude -p と Agent SDK で権限モードを指定しないセッションは、サードパーティのプロバイダー、テレメトリーがオフ、または新規インストールのとき、default モードで始まる。--permission-mode auto を指定すれば auto のまま
フォークサブエージェント subagent_type: "fork" が、claude -p、Agent SDK、デスクトップアプリ、VS Code でも既定でオンになる。ターミナルでは、すでにオンだった。CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0 でオフにできる。claude mcp serve では常に提供されない
サブエージェントの実行 デスクトップアプリと VS Code では、メインの会話のサブエージェントを、ターミナルと同じく常にバックグラウンドで実行する。サブエージェント自身の Agent 呼び出しは、claude -p、Agent SDK、デスクトップアプリ、VS Code で、既定ではフォアグラウンドで実行する
フックの同時実行 プロンプトフックとエージェントフックは、同じイベントについて同時に走るのが最大12個まで。残りは順番を待つ
← for agents の表示 セッションを開いて10秒後に消える。待っているエージェントの数は、引き続き表示される

フォークサブエージェントの既定が広がる

フォークサブエージェントは、これまでターミナルで既定でオンでした。今回から、claude -p、Agent SDK、デスクトップアプリ、VS Code でも既定でオンになります。使いたくないときは、環境変数 CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0 を設定します。

権限モードの既定

権限モードを指定していない claude -p と Agent SDK のセッションは、サードパーティのプロバイダー、テレメトリーがオフ、または新規インストールのいずれかに当てはまると、default モードで始まります。自動モードのまま使いたいときは、--permission-mode auto を指定します。

改善された点

  • 自動モードをサーバー側の分類器で使うとき、安全確認には長すぎる会話は、圧縮されるようになりました。以前は、確認する操作がすべて拒否されていました。
  • 多くのプラグインを有効にしたときの起動が速くなりました。プラグインのコマンドとエージェントのファイルを読むときのファイルシステムの呼び出しが、大きく減ったためです。Windows で特に効果が大きいとされています。
  • 作業用フォルダーを移してバックグラウンドセッションを開き直したとき、LLM ゲートウェイが無い場合のメッセージが、「Not logged in」ではなく、理由を示す内容になりました。

主な修正

修正は多数あります。日常の使い方に近いものを選びます。

修正の内容 リリースノートの記載
圧縮中の中断 会話を圧縮している間にターンを止めると、「Prompt is too long」のエラーが出ていた問題を修正
Vertex・Bedrock への切り替え セッションの途中で切り替えると、「diagnostics: Extra inputs are not permitted」でリクエストが失敗していた問題を修正
Read ツールの画像 画像ファイルを、大きさに関係なく丸ごとメモリに読み込んでいた問題を修正。128 MB を超える画像は拒否する
プロンプトキャッシュ セッションの途中で追加したツールを、ToolSearch や圧縮のあとにもう一度読み込むと、キャッシュが外れる問題を修正
MCP サーバー サーバーがプロトコルバージョン 2026-07-28 を使い、resultType、ttlMs、cacheScope を省くと、ツールが表示されない、またはすべての呼び出しが失敗する問題を修正
OpenTelemetry 自動モードの分類器による多くのブロックで、tool_decision イベントに classifier_category が無かった問題を修正

よくある質問

Q. 自動モードの分類器に使うモデルは、何を指定できますか。 A. リリースノートには、指定できるモデルの一覧は書かれていません。公式ドキュメントを確認してください。

Q. 今回の更新で、自動実行の動きが変わることはありますか。 A. 「Changed」には、権限モードの既定、フォークサブエージェントの既定、サブエージェントの実行の仕方、フックの同時実行数の変更があります。claude -p や Agent SDK で運用している方は、上の表の条件に当てはまるか確認してください。

Q. フォークサブエージェントをオフにできますか。 A. はい。リリースノートによると、CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0 でオフにできます。

Q. 更新の内容は、どこで確認できますか。 A. GitHub のリリースページと、公式ドキュメントの変更履歴ページに、同じ内容が載っています。

まとめ

  • 自動モードのクライアント側の分類器が使うモデルを、CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_MODEL で選べるようになりました。
  • フォークサブエージェントが、claude -p、Agent SDK、デスクトップアプリ、VS Code でも既定でオンになりました。オフにするには CLAUDE_CODE_FORK_SUBAGENT=0 を使います。
  • プロンプトフックとエージェントフックは、同じイベントについて同時に走るのが最大12個までになりました。

claude -p や Agent SDK で自動実行を運用している方は、公式のリリースノートで「Changed」の項目を読み、自分の環境に当てはまるものがないか確認してください。

参考・出典