Notion AIの刷新まとめ:Auto・新クレジット制・ChatGPTプラン接続
✔ 事実確認済み(2026-10-21):記事中の事実 17 件を出典の本文と照合しています。
Notionは2026年10月19日、「Agents, rebuilt to do more for less」と題してAI機能の更新を発表しました。エージェントの作り直し、モデルを自動で選ぶ「Auto」、新しいクレジット制などが含まれます。NotionのAI機能をチームで使っている方や、導入を検討している管理者の方に向けた記事です。この記事では、何が変わったのか、いつ移行されるのか、まだ使えない機能は何かを、公式の記載にもとづいて整理します。
今回の更新の全体像
公式リリースノートに載っている主な項目は、次の6つです。
| 項目 | 内容(公式の記載) | 提供状況 |
|---|---|---|
| エージェントの作り直し | 専用のコンピューターとブラウザの利用、文脈の管理の改善、「Review for me」モード | 公開済み |
| Auto | 作業ごとに、品質・速度・コストを見てモデルを選ぶ仕組み | 公開済み |
| ChatGPTプランの接続 | ChatGPT Plus・Pro・Goのプランを、個人のNotion Agentにつなぐ | 公開済み |
| Notion MCPの改善 | 外部のエージェントがNotionを共有の知識置き場として使える | メモリの同期は公開済み。MCP経由のスキルは「近日公開」 |
| AI Command Center | 利用状況の確認や、使えるモデルの管理 | 「近日公開」 |
| 新しいクレジット制 | AIの利用を1つのクレジットにまとめる | 新規顧客は即日。既存顧客は2026年11月2日 |
MCP(AIと外部サービスをつなぐ共通の規格)の前回の更新は、Notion 3.8の新機能まとめで紹介しています。スキル機能についてはNotion 3.7のSkillsの解説も参考になります。
エージェントの作り直しで変わること
リリースノートによると、Notionはエージェントの土台(ハーネス)を作り直しました。エージェントは専用のコンピューターとブラウザを使えるようになり、文脈の管理も改善されています。また、安全確認つきの「Review for me」モードが加わりました。
公式ブログは、Notion AgentとCustom Agentsが新しい基盤で動くと説明しています。1つの作業に24時間以上取り組めるようになり、以前は5分だったとも書かれています。
24時間という長さや、速度・コストの改善は、Notionが自社で示した数字です。公式ブログには、第三者による検証は示されていません。
Auto:モデルを自動で選ぶ仕組み
Autoは、作業ごとに品質・速度・コストを見て、合うモデルを選びます。進みが悪いときは、別のモデルに切り替えます。
公式ブログは、20以上の一般的な用途で、Opus 5.5やAstraと同程度の結果を、平均で約90%低いコストで出せたと述べています。これもNotionが示した数字です。ご自身の用途で同じ結果になるとは限りません。
ChatGPTプランの接続とBYOK
「自分のAIを持ち込む」方法は2通りあります。
- ChatGPTプランの接続: ChatGPT Plus・Pro・Goのアカウントを、個人のNotion Agentにつなげます。公式ブログによると、すでに使えます。ただしCustom Agentsでは使えません。ブログは「今後、対応するプランや場面を増やす」としています。
- BYOK(自分のAPIキーを使う方法): Enterprise向けに限り、アルファ版(試験的な段階)です。利用するには、アカウント担当者への相談が必要です。
新しいクレジット制と移行日
Notion AgentやCustom Agents、外部のAIツールなど、AIの利用が1つのクレジット制にまとまります。公式ブログに書かれている内容は次のとおりです。
- BusinessとEnterpriseの席には、毎月1,500の「Standard」クレジットが含まれます。Notionがモデルを選ぶ場合に使います。
- 同じ席に、毎月500の「Select」クレジットも含まれます。自分でモデルを選ぶ場合や、Custom Agentsを動かす場合に使います。
- 管理者は、ワークスペース向けにクレジットを追加で購入できます。共有のCustom Agentsや、消費の大きいモデルなどに使えます。
- チームのCustom Agentsは、管理者がNotionクレジットで資金を出さない限り、Selectクレジットを使います。
移行日は次のとおりです。
| 対象 | 時期 |
|---|---|
| 新規顧客 | 2026年10月19日の時点で新しいクレジット制 |
| 既存顧客 | 2026年11月2日に移行。管理者にメールが届く |
契約の更新時には、プランに応じてクレジットが決まります。更新前の契約は、11月2日にStandardとSelectの同じ量で移行します。
BusinessとEnterprise以外のプランの量は、公式ブログには書かれていません。料金や量は、公式の料金ページで最終確認してください。
注意点:まだ使えない機能
リリースノートとブログで、「近日公開」とされているものがあります。
- AI Command Center: 管理者がクレジットの使用量を確認したり、上限や通知を決めたりする画面です。ブログによると、使用量はメンバー・機能・エージェント別に見られる予定です。
- MCP経由のスキル: メモリの同期は使えますが、スキルは「近日公開」です。
なお、管理者が購入する追加のクレジットは、消費の大きいモデル(ブログの例はFable、Astra)や、含まれる量を超えた利用にも使えます。
よくある質問
Q. すでにNotionを使っています。いつ新しいクレジット制になりますか。 A. 公式ブログによると、既存顧客は2026年11月2日に移行します。管理者にはメールで知らされます。
Q. ChatGPTの有料プランを持っていれば、Custom Agentsでも使えますか。 A. 公式ブログによると、今回の接続は個人のNotion Agentのみです。Custom Agentsでは使えません。
Q. クレジットが足りなくなりませんか。 A. Notionは、大半の利用者は使い切らない可能性が高いと見込んでいます。ただしこれは見積もりであり、保証ではありません。
まとめ
- Notion AIは2026年10月19日に、エージェントの作り直し、Auto、ChatGPTプランの接続、新しいクレジット制などを発表しました。
- 既存顧客のクレジット制への移行は2026年11月2日です。BusinessとEnterpriseの席には、毎月Standard 1,500・Select 500のクレジットが含まれます。
- AI Command CenterとMCP経由のスキルは、記事公開時点では「近日公開」です。
管理者の方は、11月2日より前に、自分のワークスペースのプランと、公式の料金ページ・ブログの記載を確認してください。